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ガクブル渡航記

初海外・初飛行機・英語力ゼロ…初心者過ぎる特派員のガクブル渡航記

第009回:パスポートを取りに行ってきた その2.戸籍抄本を取ってきた

証明写真と本人確認の書類もそろったし、次は住民票と戸籍謄本をもらいに行こっと!
パスポートって、申請からできあがるまで10日くらい掛かるんです。
ま、華麗なぼくは余裕ある行動を心掛け、もう準備を進めちゃうわけ。

……というわけで、やってきましたのは東京都某区役所戸籍住民課です。

どこで申請するのかネットで調べたら、戸籍謄本も住民票も区市町村役所でって書いてあったもんね。

よし、さっそく印鑑と本人確認書類を使って窓口へ……。

「すみませーん、戸籍トーホンと住民票ってどうやって取れるんですか?」
まずは無難に質問だ。
「謄本はこの書類をご記入頂いて……代金は450円になります」と係の人(口調はクール)。
「えぇぇぇぇっ、お金掛かるんですか」
驚愕の事実。

戸籍謄本・抄本の請求は役所へGO~

しかもそこへ追い打ちを掛けるように、
「ちなみにどういった用途で謄本を取ろうとしていらっしゃいますか?」
いかんっ、驚きのあまりシロウトだということが役所の人にバレたか(汗)

「パスポート用ですよ」(カウンターに片肘をつき、とてもダンディーな声で)
「パスポート用でしたら、謄本である必要は御座いません。戸籍抄本で十分です。それから、住民票もこの区は住基ネットがありますから必要ないですよ」
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」ショーホンってなんだ、ショーホンって(汗)

ちなみに質問してみたら、どうやら戸籍抄本は戸籍謄本の簡易版みたいなイメージのものらしく、本人一人がパスポートなどを取得する際に必要な程度の情報のみのものみたいでした。

というわけで、役所の人に促されるまま、「こちらの紙」を記入。
名前は××ユーイチ、住所は東京都××区○○……、本籍は静岡……と。

よしよし完璧。これであとは提出すればオッケーだな。
「お客様。大変申し訳ありませんが、本籍が当区以外ですと戸籍抄本も謄本もお出しすることはできません」
な、ななな、なんだってー!!!

つまり住民票と違って、本籍のある区市町村の役所に行かなくてはならないのか!
あかん、本籍を移し忘れていたのがこんなところで仇に。
しかしまさか今から静岡まで取りに行くわけにも
……そんなの青春18切符だ(意味不明)。

結局ぼくは、役所の人の案内で「委任状」というものを書き、速達で静岡のお祖母ちゃんへ送り、ぼくの代わりに向こうの役所へ行って戸籍抄本を取ってきて貰いましたとさ。

渡航日まであと21日

PROFILE

Name ユーイチ
Age 20ウン歳
Nationality 生粋ジャパン

「初めての海外なんですが、ぼく大丈夫ですかぁ?」
思えば恥の多い人生を送ってきました。生まれてこの方、飛行機に乗ったことがなく、日本語しかしゃべれない、しかも異文化に超ビビリます。もう、ガクガクブルブルです! けど、人生経験と思って嫌々自分を奮い立たせて初海外行ってきました。わからないことだらけ、旅の道中もいろんなことがありました。みなさんの参考になるかわかんないですけど、そういうのをナマ声のレポとして書きためていきたいです。

今回のポイント
戸籍抄本を取りに行くためには……
本籍のある役所に本人確認書類と印鑑と450円の申請料を持参して行く。
本人一人分のパスポートなら、戸籍謄本ではなく戸籍抄本でじゅうぶんらしい。
その場で発行してもらえる。
住民票が必要かどうかは、現在住んでいる区市町村の役所で確認。
本籍地が遠方の場合は……

今回のように本籍地が遠方の場合、両親や祖父母など本籍地の側に住んでいる肉親に代理で申請・受理に行ってもらうことができます。そのためには「委任状」というものを代理人にあらかじめ渡し、それを持って役所に行ってもらう必要があります。

「委任状」は記入用紙があるわけではなく、自分で作成することになりますので、最寄りの役所でその旨を相談し、教えて貰いましょう。

なお、本籍のある役所から直接ご自分の手元に届けて貰うことはできません。代理人から郵送してもらうことになります。
ぼくのお祖母ちゃん、ご丁寧に一日費やして長いお手紙添えてくれた上に、おまけに速達じゃなくマッタリ普通郵便で送り返してくれたよわーい(涙)
結局、抄本を取るのに4日間もロスしてしまったぜ……orz

形態は区市町村によりますが、これはぼくの区の戸籍抄本請求書