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ガクブル渡航記

初海外・初飛行機・英語力ゼロ…初心者過ぎる特派員のガクブル渡航記

第004回:用意しておくべきものってどんなもの?

海外へ行くのに必要な手続きについていろいろ調べた前回に引き続き、今回は旅に必要なアイテムが何なのか、整理してみます。

しばらく海外に行くのに最低限必要なものってナンだろう…。

□着替え
□お金
□筆記用具・時計
□常備薬

国内旅行で考えると、だいたいこんなところだよね。ところが、これが海外になると…わからん!さっぱり思いつかん(汗)この貧困な想像力では、海を越えると何が起こるのかさっぱり見当がつかん(苦笑)。

うーん、服、下着、洗えるなら洗剤とか持ってった方が良いかな、 カップ麺とか…あーでもそういうのって空港で止められたりすんのかな。警報とか鳴っちゃって、警官飛んできて、あの麻薬捜査犬みたいなのがクンクンかぐわしい感じになったりしてさ、
「君、ちょっとスーツケースを開けなさい」
これは一大事だな。絶対後ろに並んでる人とかに冷たい目で見られるし。

というわけで、今回も引き続き叔母さんに教えてもらいました。
「カップ麺はスーツケースに入る程度なら良いとして、洗剤なんか向こうで買えばいいでしょ。だいたい飛行機に積める荷物には上限があるのよ?」
「え、そうなの?」
「そうよ。機内持ち込みの手荷物は5kg、スーツケースみたいな預けるものは20kg。それ以上だと1kgにつき一万円弱くらい取られるの。あんた何も知らないけど、本当に大丈夫?」
「だ、だだ大丈夫ですよ」

伯母さんいわく、必要なものは以下の通りだそうな。

□着替え一式
□雨具
□スーツケース
□ガイドブック、旅行本、辞書
□常備薬
□カメラやドライヤーなど必要な電化製品

なるほど、あとはこれにパスポートとか航空チケットとかが加わる感じか…。
「あっ、電化製品を持って行くなら、忘れちゃいけない大切なものがあったわよ」
「えっ?」
「コンセント!」
えっ? コンセント? 果たしてその発言の真意とは…次回をお楽しみに☆
(って何で予告みたいになってんの…)

PROFILE

Name ユーイチ
Age 20ウン歳
Nationality 生粋ジャパン

「初めての海外なんですが、ぼく大丈夫ですかぁ?」
思えば恥の多い人生を送ってきました。生まれてこの方、飛行機に乗ったことがなく、日本語しかしゃべれない、しかも異文化に超ビビリます。もう、ガクガクブルブルです! けど、人生経験と思って嫌々自分を奮い立たせて初海外行ってきました。わからないことだらけ、旅の道中もいろんなことがありました。みなさんの参考になるかわかんないですけど、そういうのをナマ声のレポとして書きためていきたいです。

今回のポイント
叔母さんのレクチャー「必要アイテム」
着替え一式
「寝間着、下着、靴下、バスタオルも忘れずに。向こうにもユニクロや無印良品があるから、最悪の場合は買えば良いんだけど、毎日同じ服で過ごすようなことにだけはなりたくないでしょ。あと、季節にもよるんだけど、防寒具としてジャンパーやマフラー、手袋も持って行くと良いと思います。ちなみに靴はできるだけ歩きやすいもので。オシャレに革靴やブーツだけで行くと結構疲れるわ。わたしも昔、イケてた頃、それで痛い目見たからわかるのよー」
雨具
「イギリスは雨がけっこう降るから、折りたたみ傘は必携。できればワンタッチで開閉できるものがオススメね。それから遠出するとき用にレインコートもあった方が良いわね。不慣れな土地だし、スリとかが怖い人はできるだけ両手が空いた方が良いでしょ?一眼レフカメラを持って行く人は、カメラ用のレインカバーもあった方が良いかもしれないわ。本体が防塵防滴モデルでもあんまりびしょ濡れにするとレンズにカビが生えちゃうし、防滴でないタイプは隙間から雨が入り込んでショートしたり故障しちゃうかもしれないから」
スーツケース
「キャリーバッグなら持ってる、という人も、できることなら新調しちゃった方が良いと思います。別にキャリーバッグでも良いんだけど、布やナイロンでできたタイプのものは雨に弱いし容量も少ないし、何より、犯罪に弱いの。ほら、ナイフで切られたら中身をすぐに取り出せてしまうでしょう? それに壊れ物を入れていると、飛行機に乗るときの衝撃で割れちゃったりするから。スーツケースはできるだけ大きく(7泊用など。容量で言ったら80~90リットル以上かしら)て、防水性がしっかりしているもの。そしてなにより防犯性の高い鍵付きのものを選んで。あと何かの衝撃で開いてしまわないよう、外側に巻き付けるバンド(スーツケースベルト)と、外から掛けるロックも忘れないように」
ガイドブック、旅行本、辞書
「書籍関連は、読んで計画を立てていくことを考えると、できるだけ早くにそろえておいた方が良いです。旅行代理店などでパンフレットをもらい、さらにしっかりした本を購入しておきましょう。本屋さんに行くといろんな出版社から同じ国を特集した旅行本が出ています。各社必要な情報は網羅していますけど、特徴が異なっていたりします。中を見比べて、自分のスタイルや目的に一番合いそうなものをチョイスしましょう。留学やワーホリの人は、旅行本に加えて留学ガイド、ワーホリガイドも購入しておくと良いでしょう。あと、英語力に自信がある人も無い人も、電子辞書はあると便利。わたしもよく電子辞書を持って行き、困ったときはその場で字引するようにしています。中でも発音を聞ける音声再生機能付きのものがオススメですね」
常備薬
「海外でも薬は買えますが、高かったり、効能が強く出過ぎたりします。なにより、必要な薬を購入するために英語で症状正確に伝えることは意外と難しいもの。わたしも「お腹がシクシクする」って伝えたいんだけど、だいたいシクシクとかガンガンとかズキズキって英語で何て言うのかしらね(汗)。女の人は化粧品や生理用品などもお忘れなく」
電化製品
「せっかく行くんだからカメラは持って行きたいもの。たくさん撮れるよう、メモリーカードの予備と、充電器か予備バッテリーを持って行くと良いですね。ちなみに電池を持って行くときは、俄然、エネループがオススメ。純正の充電器は250Vまで対応しているから、変圧器なしで使えるわ。それから、お好みに応じてノートパソコンや音楽プレーヤー。宿泊先にドライヤーがついてない場合には、忘れずに持って行くと良いですね」