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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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海外へ持っていきたい発想法vol.2

こんにちは。ゆっきーです!

普段、自分の発した言動で、相手から急にマジギレされたことはありませんか?「何であれくらいであんなにムキになるのだろうか?あんな風に怒ることはないのになぁ・・」なんて相手のマジギレした理由が分らない 。

相手がキレた理由は、たいてい3つのパターンが考えられます。ひとつは、そのときの相手の機嫌による場合。二つ目は、相手がコンプレックスを感じていることについ触れてしまった場合。もうひとつは、案外、これが気づかなかったりするのですが、それは、相手がこれまで、自分に対して 不平不満に思っていたことが溜まっていたときなどです。

こんなときは、ちょっとした一言でも爆発しやすいのですね(苦笑) 。それが分らないと、自分の発した言動のみで理由を考えるため、相手が何でそこまでど怒っているのか、理由が分らないわけです。でも、相手からしてみれば、今までの不平不満+今回の言動で判断しますので、こちらが考えている程度以上のこととして捉えているのですね。

相手がマジギレしたとき、そしてその理由が分らないときは、この3パターンを探ってみると、たいていその理由が分りますよ。特に一番最後のパターンは結構多いものです。

さて、前回のテーマは、予期しない出来事の連続である留学生活に上手く適応するためには、普段から発想を柔軟にしておく癖をつけておくことが大切だと述べましたね。これは留学生にとって、とても大切な部分ですので、今回も引き続きこの話をしたいと思います。

準備はいいですか?はい。では始めます。
あなたは、リフレーミング(reframing)という言葉を聞いたことがありますか?「リフレーミング(reframing)とは、ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事を枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。(参照: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

つまり、この定義でいう“ある枠組み(フレーム)で捉えられている”ということは、前回の例でいうと、冒頭の部分で取り上げた、「私は格闘家に五分五分で勝てる自信があります」というと、「格闘して勝つ」という視点で捉えてしまう、ということです。そんな枠組みを外すと、「勝つ」ということにしても、格闘して勝つ以外にもいろいろあると気づくんです。ジャンケンもそうですし、トランプでもいいですし・・・・ですから、日頃から物事に対して、このリフレーミングをして考えてみる癖をつけておくと、いろんなアイデアが出てきますので、既存の発想の壁を超えることができるようになります。

では、ここで、ちょっとしたリフレーミング・クイズをしてみましょうか(笑)。
Q)英語で、トラはタイガー、ゾウはエレファントですね。ではカッパは?

と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

・・・・・・・

答えが見つからない方は、トラとゾウは動物だから、当然、カッパもその類いで考えていませんか?「え〜、カッパって伝説上の動物ではなかったっけ?」とか、「カッパは日本だから、カパーかな、カッパーかな・・・いや、カッパは緑色だから、グリーン・・・」なんて、行き詰ってしまったかもしれません(笑)

答えは、カッパですから、レインコート(raincoat)ですね。
「大人のクイズ」PHP文庫参照

質問が、トラが動物、ゾウも動物、と続いているから、次のカッパも動物という枠組みで考えてしまうと、答えに行き詰まりますよね。だから、カッパ=レインコートが出てこないんです。別の例を挙げると、「うさぎとカメ」の話がありますね。この話は、もともと、うさぎの油断からカメが勝つというストーリーですが、これだって、何もうさぎの油断によらずに、カメが楽勝できる方法があるんですね。カメはどうすれば、走りを得意とする、うさぎに楽勝できるのでしょうか?

それは、陸上で競争せずに、水の中で競争するのです。私達は、うさぎとカメの競争を考える場合、陸上での競争で考えていませんか?ですから、この物語のストーリーは別として、普通であれば、カメがうさぎに勝てっこないと考えてしまいます。でも、陸上という枠組みから、水中という枠組みに置き変えた途端に、立場が逆転するのです。水中であれば、カメはうさぎに楽勝ですよね?それをリフレーミングして考えるということです。リフレーミングができるようになると、発想が柔軟になり、視界が広がるのです。いかがでしたか?リフレーミングの発想の仕方が何となく分りましたか?

話は変わりますが、このリフレーミングという観点から見ると、いつも感心してしまうほどのギャグを連発する芸人がいるんですよね。それは誰だと思いますか?

ダウンタウンの松ちゃんこと、松本人志さんです。彼は、かなりリフレーミングに富んだギャグが多いと思います。枠に捉われない発想の持ち主です。松ちゃんのギャグは「そー来たかぁ」という内容が多いですよね(笑)人が考える枠組みを超えるギャクを連発するので、面白いんだと思うんです。あの松ちゃんの発想は、かなりリフレーミング的視点を身に付ける意味でも、参考になりますよ。いずれにしましても、普段から枠に捉われないリフレーミング的な視点で、意識しながら物事を考え、どこの国に行っても柔軟に対応できる思考癖をつけておきましょう!

では次回は、「世界の5人に1人は、このように考える!」ということについて述べたいと思います。お楽しみに!ゆっきーでした

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子