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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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AかBの選択で迷ったときの一つの決め方

こんにちは。ゆっきーです!
さて、留学を考えているみなさんにとって、関心の高い統計がありますので、ご紹介したいと思います。

  • ・留学して、「目標」を何割くらいの人が達成したのか?
  • ・留学で得たものは何?
  • ・留学終了後の進路は?
  • ・留学が職業に役立っていると答えた人は何割?
  • ・留学経験が今後の人生に役立つと回答した人は何割?

留学を視野に入れている方にとっては、どれも興味深い質問ですよね。日本学生支援機構留学情報センターさんが、平成16年度に「海外留学経験者の追跡調査」を実施した統計結果を発表されています。下記のサイトから御覧になれます。

http://www.jasso.go.jp/study_a/keikensha.html

ご参考まで。

では、早速、本題に入りたいと思います。
今回のテーマは、「AかBの選択で迷ったときの一つの決め方」についてです。私達は日常の生活で、AかBの選択で困うときってありますよね。そんなとき、あなたなら、どのような決め方をされますか?

実際、私は留学相談を受けていて、「自分は本当に留学すべきか、しないほうが良いか」で迷っている方や、「Aという学校とBという学校のどっちを選ぶか」で迷っている人など、物事の選択に関する相談もわりと多いように思います。

そんなときに私は、相談者に対して、自分の答えを導き出す一つの考え方を提案しているんです。今回は、それをお伝えしたいと思います。

まず、手前みそになりますが言わせてください。私は職業柄ですが、数分間その人と話せば、その人は留学したほうがいい人か、しないほうがいい人かが分かります。以前、そんなことをある人に話したら、「まさか、何か人に見えないものが見える能力があるのですか?」なんて真剣な表情で聞かれたこともありましたが・・・(苦笑)もちろん、私は、その人の背後の方を見る能力はありません(笑)。あくまでもそれは、これまで多くの留学生のお世話をした経験から身につけたものだとご理解くださいね。しかし、幸か不幸か、“留学しないほうがいい”と思える人が留学してしまうと、やはり途中帰国したり、成果をあげられずに帰国するケースがほとんどなのです。

いずれにしましても、前述のような質問を相談者から受けたときは、大概、答えはすでに出ているのですが、まずは本人でその答えを引き出してもらうようにアドバイスをしております。理由は二つあります。ひとつは、考え方さえ知ることができれば、それを応用して、後に、違う問題であっても、自分一人で答えを導き出すことができるからです。英語でもこんな諺がありますね。
Give a man a fish and you feed him for a day,
teach him to fish and you feed him for a lifetime.

「魚を与えれば、その人を一日は養えるが、魚の釣り方を教えれば、その人を一生養うことができる」

二つ目は、人から教わるよりも、自分で答えを発見したほうが、相談者からすると、より腑に落ち、決断後のその人の行動が、劇的に変化するからです。

大概、AかBかの選択で迷っている方は、どちらが自分にとって良いのか、という視点から考える傾向があります。しかし、その場合には、結論がなかなか出てこないケースが多いんです。なぜなら、どっちもいいと思えるからこそ迷っているのですからね。その角度から考えようとすれば、迷うのは当然といえば当然です。そんな場合の一つの決断方法として、下記のように発想してみることを私は提案しています。

「どちらを選んだとき、最悪失敗した場合でも、後悔がないか?」

AかBかの選択で答えがでないときは、こんな視点からも考えてみることをアドバイスしています。後悔がないと思えるほうを選ぶわけです。人は誰でも後悔はしたくないので、このように考えると、わりとすんなり自分の中の答えが引き出しやすいんですね。もちろん、挑戦する前から失敗することを考えるなんて、抵抗がある人もいるでしょう。しかし、これはあくまでも、どちらを選択するべきかを知るための単なる自分に対する質問であり、ある種の方便なので、割りきって気楽に考えて欲しいと思います。やはり、ミソは、「後悔がないか」という点にフォーカスしていることです。

「後悔がない」ということは、自分の中で、ある程度、「覚悟」ができている証拠です。そこを探るのです。人は「覚悟」が出来ていると、気持ち的にブレがありません。ですから、そのことに対して、最も行動的になれる状態でもあるわけです。つまり、自分でチョイスした方向で、いい結果が出やすいのです。AかBの決断で迷ったときは、ぜひ、前述の質問を自分自身に投げかけてみてくださいね!迷ったときは、視点を変えて考えてみることで、「ズバ」っと答えが出ることがありますよ。

次回は、今回の内容と若干かぶりますが、「即、行動すること」「決断の“先延ばし”」について、述べたいと思います。特に今、留学するかどうかで、なかなか決断できないで悩んでいる人達に読んでもらえたら嬉しいです。
では、次回お会いしましょう!

ゆっきーでした

留学を本格的に考え始めたあなたへ

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子