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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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国によって習慣は異なる

こんにちは。ゆっきーです!

他人から批判されたときってどんな感じがしますか?あまり気分がいいものではありませんね。批判された事柄の是非よりも、自分という人間が否定されたように感じてしまうものです。そんなとき、批判された内容をわりと冷静に聞く方法ってあるんですよ。

それは、「相手は、ただ自分の意見を言っているだけ」と考えてみるのです。

ひとの意見はそれぞれ違っていて当たり前ですよね。それに対していちいち腹を立てる必要はないんです。相手に批判されると、大概、自分を防御しようという思考が働きます。でも、そうすると、どんどん話の論点がずれていくことになります。そんなことってありませんか?

相手に批判されたときは、「相手は、ただ自分の意見を言っているだけ」だと捉えてみることをお勧めします。そうすることで、相手の指摘をわりと冷静に聞くことができますので、相手の話の中から、取り入れるものは取り入れ、受け入れられないものは放っておくことができるようになります。ぜひ試してみてください。

さて、今回は、『国によって習慣は異なる』ということについて実例を挙げながら述べたいと思います。国の習慣の違いを知ることは、とても興味深く、面白いものです。そんな例をいくつか挙げてみましょう。

数年前、韓国に出張したことがありました。韓国の空港に着き、移動バスに乗ったときのことです。日本人の私にとって、とても面白い体験をしたことがあったのです。その移動バスの中はたいへん混んでいて、私は立っていたんです。すると、急に私の手荷物を誰かにひったくられたのですね(?!)。一瞬の出来事でしたので、私は、何が起きたのか分らず、「あれ?」と思い、思わず左右を見渡し手荷物を探したのです。すると、何と私の真正面の席に座っていた女性の膝の上に、私の手荷物があるではないですか!

さて、ここで質問です。なぜ、ひったくられた私の手荷物が、正面の席に座っていた女性の膝の上に置いてあったのでしょうか?

実は、正面に座っていた女性が、私の手荷物を彼女の膝の上に置いてくれていたのです。 これには驚きました。私にとってその女性は、まったく見知らぬ人なのですから!後で、韓国人の知り合いに聞いたのですが、『韓国では、満員電車などで、席に座っている人が、立っている人の荷物をひざの上に置いてあげる習慣がある』というのです。韓国にこのような習慣があることを知って、とても感動しました。知り合いの間柄であればまだしも、知らない人の場合であれば、まずそんな行為は日本や欧米ではあり得ないでしょう。いずれにせよ、私はそんな習慣のない日本で育っていますので、私の手荷物がその女性の膝の上に置かれている間は、何といいますか、有難いやら、申し訳ないやらで、複雑な気持ちで落ち着きませんでしたが・・・(苦笑)

はい。次に舞台は変わって、モンゴルの習慣の話です。以前、この話はあるテレビ番組で紹介されていたのですが、モンゴルでは、足と足がぶつかったり、踏んでしまったりすると、その相手と握手をするのだそうです。何でもモンゴルでは、足と足がぶつかると、将来敵同士になると言われているそうで、それを避ける意味もあるのだとか・・・また、相手と挨拶するときには、帽子をかぶるのだそうです(?!)。しかも改まった席での挨拶になればなるほど、しっかりと帽子をかぶって挨拶をする。日本と正反対ですね。日本では帽子をかぶったまま挨拶するということは、その相手に対して礼節を欠く行為だと思われるでしょう。日本とは真逆ですね。

このように、国によって習慣は異なります。留学のように、他の国で生活をするときには、その国の習慣や考え方の違いを知らないと、相手に不快な思いを与えてしまうこともあるものです。たとえば、雨の日に、日本にいる外国人を自分の家の中に招いたとき、いきなり靴を履いたまま足を踏み入れられたらどうでしょうか?やはり、彼らにとって、「家に入るときには、靴を脱いで入る」という日本の習慣は、事前に知ってべきマナーですよね。これと一緒です。これから自分が留学する国の習慣は、事前に調べておくべきです。幸い今では、書籍やインターネットで調べると、それらを知るさまざまなソースがありますので、留学前には必ず確認しておきましょう!

今回は以上です。次回は、日本人メジャーリーガーのイチロー選手の言葉から学ぶ、「情報収集」に関する大切な心構えについて、お話したいと思います。お楽しみに!

ゆっきーでした。

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子