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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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留学国選びのポイント

こんにちは。ゆっきーです。

あなたは、今の状態が辛くて仕方がないとき、どのように気持ちを整理してますか?私はそんなときは、次の言葉を思い起こすようにしているんです。

「夜明け前が一番暗い」

これは、辛ければ辛いほど、その状態がまさに終わりに近づいている、そして、事態の好転する時期がすぐそこまで来ている、ということですね。これは慰めの言葉でも何でもなく、事実だと思うんです。

“最も悪いときが、自分の運命が開ける時期だ”と信じて頑張っていきましょう!

さて今回は、<留学国選びのポイント>をみなさんにもシェアしたいと思います。

留学を検討されている方の中には、「この国へ絶対留学したい!」と、留学先がはっきり決まっている人もいれば、「一体、どの国に留学すればいいのだろう?」と迷っている人もわりと多いものです。正直申し上げて、国選びには、「絶対この方法で選べ!」という基準はないと思います。人それぞれ留学目的、好みがあるからです。それを前提に、今回は、いくつかある国選びの基準を、ご紹介しましょう。

1)留学目的から選ぶ。

かりに、あなたが漠然と、英語圏での正規留学(大学留学等)を希望しているものの、肝心な国がまだ決まっていないと想定します。そんな場合は、大学や、大学で学べる内容の選択肢の面から考えると、アメリカがおすすめです。なぜなら、大学の数が、他の国に比べ、圧倒的に多いからです。

アメリカ:4,300校
イギリス:100校
カナダ:90校
オーストラリア:40校
ニュージーランド:8校

いかがですか?
国よってこんなに大学の数が違うわけです。ちなみに、日本の大学の数は、1,200校前後だと思います。 従って、大学数に勝るアメリカにおいては、選べる大学の数も多く、それに伴い、当然、学べる科目の範囲も広いのですね。要するに選択肢が多いわけです。反対に、オーストラリアやニュージーランドは、大学数が少ないので、日本人留学生が、これらの国に大学進学留学しようとすると、かなり大変です。(もちろん、これは、すべてのアメリカの大学が入りやすいという意味ではありませんよ。)

これらは一例ですが、このように、大学留学を希望していて、どこの国に留学しようか決めかねている人は、まずは、自分は大学で何を学びたいのか?という目的を絞ってから、それを可能とする大学、国を選ぶのが良いでしょう。

語学留学であれば、現地でどんなプログラムに参加したいのか、ご自分の語学留学の目的を考え、それを提供する学校から探してみるのも一案です。特に語学学校であれば、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドには、さまざまな語学プログラムを提供する学校が増えています。

2)国で選ぶというよりも、どんな環境の中で学びたいのか?

環境というのは、たとえば、刺激的な都会の中で勉強したいのか、田舎の中で のんびり勉強したいのか、学生が多い街の中で勉強したいのか、という視点から考えて、どんなロケーションが自分に合っているのかを考えてみるのです。特に語学留学生には、こんな選び方もいいと思います。すると、自分に合った適当な都市など、ロケーション候補が挙がってくると思います。その結果、おのずと国も選択できてしまいます。

このように、国選びという広い視点からではなく、自分が好む環境や地域に フォーカスし、検討してみる方法もあります。 留学先は自分に合った環境で勉強することが大切ですからね。

3)物価で選ぶ

限られた予算内で留学するためには、ある程度、物価を考慮して国を決める人もいます。物価面で考えてみると、アメリカ、イギリスよりは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのほうが一般的に物価は安いでしょう。

4)人気留学スポットを参考にしてみる。

上記の基準でも決められないという人には、留学雑誌や書籍、必要であれば留学カウンセラーのアドバイスを参考にして、留学人気スポットをいくつか確認し、自分に合ったロケーションを選ぶ方法もあります。

日頃、留学相談を受けていて、国を決めかねている人の中には、往々にしてどこの国へ留学すれば一番効果があるか・・・という視点から考える方が多いのですが、ハッキリいって、それは国がどこかよりも、その方の留学目的や意気込み、姿勢のほうにより影響します。国選びという面では、日本人留学生のみんなが共通するベストな国はありません。AさんとBさんとでは違う意見になるのが普通です。なぜなら、人それぞれ留学目的や嗜好が異なるからです。同じ国に留学しても、成功する人、失敗する人の両方がいるものです。「郷に入れば郷に従う」という諺もあるように、選んだ国の風習や 習慣に自分から合わせていき、その国を好きになろうする姿勢を持ち、一生懸命、勉強に励むことができれば、 どこの国に留学しても成果があげられるでしょう。

もし、留学先がなかなか決まらない人は、そのことを前提に押さえて、それから前述した基準を参考にして、選んでみてくださいね。
今回は以上です。

ゆっきーでした。

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子