1958年から活動をしている老舗のNPO。1987年には国連総会において事務総長から「ピース・メッセンジャー(平和の使者)」として表彰されるなど、ボランティア留学の草分け的な存在として知られています。現在では、39カ国がICYE連盟に加盟。それぞれの国が、その特徴を生かしたプログラムを開発・運営しています。
ICYEの大きな特徴が、1年間もの長期プログラムを運営していること。日本人の派遣は各国1~2人と決まっているため、自分以外に日本人のほとんどいない環境で、1年間どっぷり現地の文化に浸かることができます。またICYEのプログラムは、1月と8月の年2回のスタート。他の国からの参加者とも同じタイミングでプログラムが開始されるため、横のつながりが強く、同期という感覚が持てるのも嬉しいポイント。一緒にルームシェアをしたり、悩みを話しあったり、お酒を飲み明かしたり。国境を越えて、一生の友達を作ることもできます。
「私もICYEのプログラムで、デンマークに行ってきた一人です。ボランティアプログラムは、いろんな国の人が集まってくるのが面白いところ。10人集まれば10カ国の文化を味わうことができ、文化の多様性を知ることもできます。1年間の長期プログラムは覚悟が必要かもしれませんが、得るものもきっと大きいはず。悩むだけでなく、一歩踏み出してほしいですね」(ICYE JAPAN 宇梶朋子さん)