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就活奮闘記 vol.19

どんな留学をしたか?また、留学でどんな成長を手に入れたか?

自分を成長させる環境を意識して創る!

I・Aさんは、幼いころからの夢だった航空業界への転職を目指し転職を決意し、 2011年9月に退職後、語学力向上の為NZへ向かいました。ニュージーランドに到着後すぐに、ホームステイと語学学校が始まります。留学当初には、ドキドキしながらマクドナルドでコーヒーをオーダーすると、アイスクリームと言われた時はとてもショックでしたと振り返ります。

語学学校は2か月の予定でしたが、通い始めて間もなく、自分にはもっと勉強が必要だと実感し、期間を延長したそうです。留学当初は、なかなか友人もできず、また日本の文化が恋しくなり、かなりナーバスな状態が続いたそうです。このままではいけないと気持ちを切り替え、アルバイトを始めたり、クラスメイトとお好み焼きを作る機会を設けるなど、周囲と打ち解けられる様に工夫しました。今現在でもその頃の友人との交流は続いているそうです。

憧れの仕事に就くためのハードな勉強開始!

語学学校の後は、航空系の専門学校に12週間通います。そこでは、卒業の証明をもらうために、10回あるテストのうちで9回以上80%以上の点数を取らなければなりません。またロープレやプレゼンテーションもありました。周りが全員ネイティブスピーカーの中で追い付いていくのはとてもハードだったそうです。しかしながら、自分の夢を実現するためだと自分に繰り返し言い聞かせ、必死で努力した結果、目標に対して自分の課題を把握し、解決するための方法を考え実行に移すといった力を身につけました。また、言葉の問題があっても必死で伝えようとする姿勢があれば、相手に伝わりますし、特に顔の表情の重要性を実感したそうです。この経験があったからこそI・Aさんは帰国後の面接で自然に笑顔を出せるようになったと当時を振り返ってくれました。

I・Aさんは専門学校卒業後、帰国までに少し時間があったので旅行もしたそうですが、その間も航空業界では入社条件として要求されるTOEICの勉強は継続していたそうです。

留学中に成長したことは?

語学力はもちろん、たくさんの異文化の人に出会い交流したことで、様々な価値観を受け入れたり、柔軟性を持って臨機応変に人と接することが出来る様になったそうです。また、日本では現実ばかりを考え、なかなか夢や目標を口に出せなかったそうですが、海外では素直に口に出すことが出来、常に夢や目標を意識することが増え、それに向かって積極的に努力を継続できる様になったそうです。

帰国後の希望(どんな会社へ入社を希望されてましたか?)

航空業界だけしか考えていなかったそうです。友人に夢を公言していただけに、できなかったと報告したくないし、何より自分自身が納得できないと考えていたそうです。絶対あきらめないと常に自分に言い聞かせ、就活をしていたと語ってくれました。

どんな就活をしたか

渡航中
NZにいるときには何をしたらいいのか分からないし、また航空業界の倍率の高さを全く理解していなかったそうです。留学エージェントの現地サポートオフィスの方にホームページに情報が出ると聞き、たまにチェックするくらいでした。その程度の就活だったので、留学中は書類落ちが続いたそうです。
帰国後
帰国後のエストレリータのカウンセラ―を通じて自己分析や企業研究の重要性を理解し始めたのでした。ホームページや関連する書籍を何度も読み、気になったところや感銘を受けたところはノートに書き留めます。また、これまでの自分自身を振り返りました。自分史のようなものを書き、いつ、どんなことがあり、何がつらかったのか、どう乗り越えたのかなど思いだし、ノートに書いたそうです。その結果、面接でも臆することなくスムーズに答えることが出来たそうです。
エストレリータのカウンセラーのアドバイスによって、一番意識したのは、自分の事を知らない人が読んでも分かる内容を書くという点です。誰もが読んでも分かる内容を書くということが、最初はなかなかできませんでしたが、何度も何度も書き直していくうちに、ようやくアドバイスに沿った内容が書けるようになったそうです。
航空業界の面接では特に笑顔が大切です。毎日笑顔の練習とイメージトレーニングを続けたそうです。時に一人でぶつぶつ言っていたそうで、おかしな光景だったと当時を振り返ってくれました。

どんなところに就業したか?

ANAグループの会社です。グランドハンドリングを行っております。航空機の地上支援を行う業務全般のお仕事です。

これから渡航する人と仲間に一言

留学はほとんどの方が期限を決めていかれます。その期間を充実なものにする、しないは本人次第です。自分の人生の大切な時間とお金を使っていくのですから、途中で目的を失わないように頑張ってください。 私自身、周りに流され、やるべきことを後回しにしていた時期がありました。その時友人から何のためにここまで来たのと言われた言葉で目が覚めました。そしてその言葉はその後の自分の支えにもなりました。過ぎていく時間は取り戻せませんから、ぜひ後悔しないよう頑張ってください。

人事からのワンポイントアドバイス

1つ目は、目標の実現に向けて最後まで諦めない姿勢。I・Aさんは、将来やりたい仕事に就くためにどんな留学をすればいいのかを考え、自分のできる範囲内で今できることを精一杯頑張りました。未来は今の連続です。今できることに集中していくうちに次にやることが見えてくるものです。その積み重ねでI・Aさんは憧れの就職先をゲットしました。

二つ目は、素直さ。I・Aさんは、エストレリータのカウンセリングで聞いたアドバイスを素直に受け入れ、自分の弱点克服に向けて努力を重ねました。ある程度社会人経験のある方は自分の方法に拘るものですが、I・Aさんは何事もゼロベースで考えることができ、素直にカウンセラーからのアドバイスを貪欲に吸収し、疑問があると積極的に質問し、解決していく姿勢を最後まで継続されました。成長する人の共通点は、やはり素直さでしょう。

三つ目は、有言実行。I・Aさんは、周囲に自分の夢を公言していました。公言する以上、恥ずかしい結果を出すわけにはいかないものです。つまり、周囲に公言することで引くに引けない状況に自分を追い込む。留学はいろんな面で誘惑が多いものです。常に自分のベクトルを夢や目標に合わせる工夫が必要です。その意味でも有言実行は効果を発揮します。もしご自分が周囲に流されてしまいそうな方には有言実行はお勧めな方法です。