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就活奮闘記 vol.18

どんな留学をしたか?また、留学でどんな成長を手に入れたか?

留学目的は語学の勉強だけではない!やりたいことと出会うチャンスの場だ!

D・Tさんが今回の留学を決意した一番の理由は将来の夢の為でした。専門学校の頃よりウェディングのお仕事にたいへん興味があり、勉強とアルバイトを通して多くのことを学んでいたそうでしたが、ウェディング関連の仕事の中でも、一番興味のある海外ウェディングに関しては、何をどう勉強しようかと悩み、また試行錯誤を繰り返していたそうです。そんな中で思いついたのが、短期で海外留学をして、その間に実際に現地へ赴き、海外でのウェディング会場を視察してくることだと考えたのです。

渡航先は、海外でのウェディングの一番人気ということで、ハワイを選びました。D・Tさんは、思い立ったら即実行します。実際に渡米してみて、独自でチャペルやチャーチの視察にまわりました。ところが、移動手段がバスということもあり、なかなか苦労する面もあったそうです。実際に20個所も視察し、日本から用意したスクラップブックに収めました。実際に現地に訪れて現場を見るのと、WEBや紙の上で見るのとは違います。その場の雰囲気、大きさ、空気などなど。実際に視察することで、そこでは机上では得られない様々な発見があったとD・Tさんは、振り返ります。

自分のやりたいことは積極的に公言せよ!

D・Tさんは、現地では、「あること」を意識的に行いました。それは、自分の夢や目的を周りに向けて積極的に発信すること、公言することです。そうことで、すばらしい良いご縁に恵まれ、実際に現地でウェディングの会社やスクールを運営している経営者の方と知りあうことができ、その方との出会いを通じて、現地でウェディングスクールでの勉強や、現地でフォトやメイクのアシスタントもさせていただく事が出来たのです。その体験、経験が帰国後の就活を有利に導いたことは言うまでもありません。

D・Tさんのように、自分のやりたいことを周囲に公言することで、それを聞いた相手が、たとえ直接関わりがなくても、その人の知り合いや、あるいは、知り合いの知り合いなどがそれに関連する仕事をしている人を知っているので紹介された、など思いもよらない展開が起こってきたりします。
D・Tさんは、それを実行したことで、帰国後の就活で思いもよらない出来事が待っていたのです。

帰国後の希望(どんな会社へ入社を希望されてましたか?)

当初、帰国後は、地元での就職を考えていたそうです。ところが、海外ウェディングで仕事を探すと、地元よりも首都圏に数多くあったため、地域を限定せずに、海外ウェディングという職種だけ絞って就活を開始します。それは、地域を広げたのは、どうしても年内に海外ウェディング関連の仕事に就職を決めて働き出したいという強い決意もあった為でした。

どんな就活をしたか

渡航前そして渡航中
渡航前は就職に結びつけばいいという軽い思いで、いくつかのウェディング関連の会社に電話し、現地の案内をお願いされたそうですが、どこも難しかった様です。
帰国後
就職・転職サイトにて探してみようと思い、インターネットでの応募もしましたが、なかなか返事が来ず、時間だけが経過してしまい、時間のロスになるのではないか と思い、ゼクシィ等を参考に企業のHPの採用募集から探し集め、いくつか応募をされました。また、それと同時にエストレリータの担当の本橋に履歴書を添削してもらい、様々なアドバイスを受けられました。
D・Tさんにとっては、仕事に対しての思いはあっても、それを上手く表現出来ない自分にとって、とても大きな手助けになったそうです。また、渡航前のワークショップでは、留学するにあたってのモチベーションの高め方や、担当の本橋自身の体験のお話など、これからやりたいことへ向かっていこうと思うD・Tさんにとって、意識の持ち方として、どの内容もとても参考なり、本当に感謝しておりますと語ってくれました。

どんなところに就業したか?

D・Tさんは、結局、2社から内定を獲得しました。どちらも業界では有名な会社です。最終的に選ばれた会社は、ブライダル関連事業を通じ、衣裳・美容・旅行・披露宴のプランニングに至るまでトータルにコーディネートをする会社です。
特に国内では北海道から沖縄、海外はハワイまでのリゾートウェディングの商品プランを数多く展開中で、国内・海外各旅行業、及び関連企業とのタイアップ商品の開発に力を入れ、年々実績を高めている会社です。

「現在、就職して2か月になりましたが、とにかく皆さん仲が良いです。毎日仕事の量も多く、時間も長いのにかかわらず笑顔は絶えません。
朝礼、終礼も行っていて、ひとりひとり反省等と声に出すことで、もう同じことを起こさないという決意と、自分も気を付けなければという高めあいになっている様に感じます。」と生き生きと語ってくれました。

一番やりたかった仕事で、かつ仕事がしやすい社風の会社で、思う存分、活躍をしていただきたいと思います!

これから渡航する人と仲間に一言

目的や目標をもっている方は、それを一人でも多くの人に伝えてください。そうすることで良い出会いにめぐりあえた人は私だけではありません。きっといいことがあります。
現地で出会った人から頂いた大好きな言葉があります。「夢は叶える為にある」のです。努力していれば叶わない夢はありません。夢に向かって頑張ってください。私も頑張ります。

すばらしい言葉ですね。次に続くのはこれを読んでいるあなたの番です!頑張りましょう!

人事からのワンポイントアドバイス

1つめは、海外でやりたい仕事に関連する情報収集をしたこと。海外ウェディングを志望していたD・Tさんは、本場のウェディングの現場を見たいと、渡航前から入念に下調べをして現地に臨みました。よく、「海外留学中は、就活ができません。どうすればいいのでしょうか?」という相談を受けます。決してそんなことはないのです。海外にいる以上、企業主催の説明会に行ったり、面接はもちろん困難ですが、就活に活かせる情報や材料は工夫次第でいくらでも得られるものです。

2つ目は、業界・業種へのこだわりです。通常、業界・業種にこだわり過ぎるとそれがマイナスになってしまうことはあります。それは、その業種に対しての漠然とした憧れやその仕事に関する経験、知識、その仕事をするための勉強も一切していない状況でも、「この仕事しかない!」と思い込んでいる人です。しかし、D・Tさんのように、学生時代からその業種に関する勉強やアルバイト経験を地道に重ね、現地でもその業種に関連するワーキング体験を積極的にチャレンジしていました。それくらいの熱意があれば、就きたい仕事に就く可能性は高くなるでしょう。

3つめは、常に自分を信じ続けることができる。D・Tさんもすべての会社から内定が出たわけではありません。そんなとき、そこに引きずられることなく、気持ちを切り替え、次の行動に打って出る。こんな行動が可能なのは、まさに自分を信じることができる人だからこそです。自分が信じられれば、多少のことがあってもへこたれずに、前向きに頑張り続けられるものです。ちなみに、内定がでなかった会社に対して、「ご縁がなかった」という表現がしばしば使われますが、これは本当に一理あることだと考えています。ある仕事に就く過程で、少なからず「ご縁」はあります。つまり、いい結果がでないときは、「まだ他に自分にご縁がある会社があるからだ!」と前向きに気持ちをいち早く切り替え、チャレンジできる人が、内定をがっつり勝ち取れる人なのではないでしょうか。頑張っていきましょう!