チップとは、わかりやすく考えるなら、お店などに対して払う料金とは別に、自分を担当してくれた相手(ウェイターや運転手など)個人に支払う感謝の印。海外ではこのチップの習慣が残る場所が多く、いったいどのくらいの額をどんな風に支払えばいいのかわからず悩んでいる人も多いのでは?
チップが必要な国 | アメリカ、カナダ、北アイルランドなど |
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チップが不要な国 | イギリスやアイルランド(北アイルランド除く)、フランス、ドイツ、オーストラリア、ニュージーランドなど |
チップは少なければあまり喜ばれませんし、逆にたくさん渡しすぎてもお金持ちだと思われ足元を見られてしまうことも。下記を目安に妥当な金額を渡しましょう。
レストラン | 料理を運んでくれたウェイターに対し代金の10~20%をテーブルの上に置く |
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タクシー | 運転手に代金の10~15%を渡す(お釣りの中から払うと良いでしょう) |
ホテル | ポーターに対し、1荷物につき100~200円に相当する額を渡す |
ヘアサロン | 担当してくれた美容師に代金の10~20%を渡す |
チップはお店ではなく人に渡すもの。ですが、もしも相手が日本人スタッフだったらどうでしょう?同じ日本人が相手ならチップは不要でしょうか。
実際にチップの文化のある国で暮らす留学生に聞いてみたところ、意外にも「相手が日本人なら少し多めに渡す」という意見が多いです。
「やっぱり日本人同士の方が良いサービスをしてくれるから」「同じ日本人だから頑張ってほしいと思って」「同じ日本人だからこそ足下を見られたくないからしっかり多めに払う」など、理由は様々ですが、多くに共通するのは「現地の人や他国の人は相手が日本人だろうと支払っているから」という意識。
多めに払うべきかどうかは別としても、日本人だからと言ってチップを渡さなくて言いわけではない、ということは心にとめておきましょう。