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海外生活虎の巻/渡航前/情報収集の仕方

留学・ワーホリの第一歩は、目的国の決定から。語学を学ぶため、とひとえに言っても、例えば英語圏の国だけでもいくつもあって、それぞれに文化・国柄が異なっています。もしもまだ行く先が決まっていない人は、まずはどこが自分にぴったりの国なのか、見当をつけることが肝心です。

渡航先の見つけ方

海外生活したい、と思ったということは、何かしらの理由・目的があるはずです。「本場の○○学を学びたい」「あの映画の舞台だから」「好きなバンドが居るから」「あこがれのスポーツ選手がいる」「どうしても触れてみたい文化がある」「行ってみたい観光名所がある」…何でもかまいません。書店や図書館にある旅行ブック(国別でまとまっているものが良いです)を見てみるのも良いですし、きっかけを作るために好きなアーティストの出身を調べたり、何か映画を見てみても良いでしょう。

嫌々行っても仕方ないですから、あまり堅く考えず、はじめは長期旅行をするくらいの感覚で、他国への“憧れ”をふくらませることが大切です。オタクとまでは言いませんが、少なくとも人より詳しいレベルにはなっておきましょう。

だいたい絞ることができた人、元から決まっている人は、本当にその国で良いのか判断するためにも、さらに詳しく分析してみましょう。物価や降水量、治安など、長期生活するにあたって知っておきたい情報はくまなくチェック。身の回りに旅行や留学でその国に行ったことのある人が居れば、直接話を聞いておくことをオススメします。ビザ申請の仕方やパスポートの有効期限など今のうちに確認を。

さらに、現地にはどんな語学学校があるのかも調べておきましょう。後にエージェント会社に斡旋してもらうとしても、ある程度知識が入っていなければ、スムーズに決められないからです。

調べることは国のことだけではありません。渡航までに何をすべきか、何が必要か、そしてどのくらい貯金すべきか…予算を算出するためにも、現地での生活費をシミュレーションしておくと良いでしょう。憧れだけだと、なんとなくプランに現実味がなくなりがちですが、具体的な情報を調べる、その国で暮らしている自分の姿が少しでも想像できるようになると良いでしょう。早い段階から知識を得ておけば、その後のプランニングもしやすくなるはずです。

情報収集の要はやっぱり本と人の話とインターネットです。このサイトにもそうした情報はたくさん掲載していますから、ぜひ目を通してみてください。(→虎の巻 001渡航までの流れ)

情報収集のフローチャート

“憧れ”や“興味”から憧れの国、自分に合う国を見つける

物価や気候、文化など、生活に関わる具体的な情報まで調べておく自分一人では調べられなかったことは書き出しておく(後にエージェントへ質問)

渡航までにしておくべきこと、ビザ、パスポート、今後の流れをチェック、必要な予算の見当をつける(憧れから現実に変換していく作業)

エージェント会社の情報収集へ(頼もしい味方探し)

コラム 自分で調べられることは調べておく癖を

留学にしてもワーホリにしても、今はエージェント会社を使うのが一般的。 語学学校選びから現地での住居(ホームステイ先)、ビザなどの複雑な手続きなど、渡航前・渡航中のあらゆるサポートをしてくれる上、様々な相談に応じてくれる頼もしい存在ですから、できるだけ早く登録して、わからないことは全て聞いてしまいたいですね。

ですが、エージェント会社は、費用も扱う国もプランもサポート体制もまちまちです。さらに言えば、留学・ワーホリの成功を左右するとても大切なパートナー。渡航国のことや留学・ワーホリに関する知識を万全にしたあと、様々な会社のサイトを比較したり、資料請求などをして、じっくり吟味して選ぶ方が失敗も少なくてすみます。海外生活サプリでも、オススメのエージェント会社をピックアップしています。ぜひ参考にしてください。

エージェント会社選びの詳しい方法は次回の「虎の巻 渡航前」で解説します。