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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

「現在、親に留学を反対されているが、その場合はどうか?」「親の声を無視して自分の意志を通しても良いものかどうか?」

こんにちは。ゆっきーです!
友人や職場の人間関係でよく感じることがあるんです。それは、「人は、相手が自分に対して抱いているイメージ通りに振舞おうとする」ということです。日常生活で、AさんBさんが、Cさんに対してそれぞれ違ったイメージを抱いていることってありませんか?

たとえば、Aさんは、Cさんに対してマイナスイメージを持っている。一方、Bさんは、Cさんに対してプラスイメージを持っているといった具合です。すると、Cさんは、自分に対してマイナスイメージを抱いているAさんに対しては期待通り(?!)マイナスの態度で接し、Bさんに対しては、プラスの態度で接する傾向があるわけです。相手に自分がどう思われているかによって振る舞い方が変化します。

この現象を見たとき、はじめは、「これは、ただ好き嫌いが原因なのかな?」と思ったのですが(もちろん、そんなケースもありましたが)、よ~く観察してみると、どうやらちょっと違うようです。

これって面白くないですか?その人の期待(?)通りに態度を変える傾向があるのですから。そうであるなら、相手を見る場合、できるだけその人の良い面ばかりを見るようにする方がお互いが得をするように思うのですが、いかがでしょう?

さて、本題に入りたいと思います。以前に、留学を友人や知人から反対された場合について書きましたが、

「現在、親に留学を反対されているが、その場合はどうか?」
「親の声を無視して自分の意志を通しても良いものかどうか?」

というように、親御さんに留学を反対された場合のことについてもよく相談を受けますので、今回はそれについて述べたいと思います。結論から先に言うと、<親の承認や理解は得たほうが良い>ということです。

ある程度の年齢になれば、家族に留学することを告げずに、勝手に留学してしまうことは可能ではあるでしょう。ところが、留学となると、当然、一定の期間外国へ行くわけですから、いつでも連絡がつきやすい国内旅行とは状況が違います。つまり、日本にいる身内に、何か緊急な事があったときなどは、連絡がつかない場合などは双方にとって都合が悪いわけです。

やはり、お互いがコンタクトの取り合える連絡先くらいは知っていなければなりません。そのためには、留学することを親あるいは家族に告げておく必要があるわけです。ところが、あなたが留学したい旨を家族に告げたとき、「はい。分りました。頑張りなさい。」とすんなり理解を示し、応援や協力をしてもらえるとは限りませんね。外国への長期滞在になるので、年齢が若いとなると安全面で心配されたり、成人以上の方の場合であっても、帰国後の進路を心配されたり、あるいは、日頃、家族で何かと頼りにされている場合などは、簡単には留学をさせてもらえないかもしれません。

しかし、仮にそのような状況であっても、できるかぎり家族の理解を得て、留学されることをお勧めします。理解が得られないからといって、強行突破で何も告げずに、あるいは反対を無視して留学をしてしまうのではなく、何度も話し合いの場を設け、理解を得られるまで説得を試みるべきです。

留学先ではハプニングはつきものです。たとえば、留学中、お金を紛失してしまったり、当初予定していた予算を大分オーバーしまい、資金面で困ってしまったり、日本に置いてきた私物を留学先に送ってもらいたいと、留学中であっても、何かと日本の家族の協力も必要な場面があるものです。

しかし、親や家族から理解を得られないまま勝手に留学したりすると、さまざまな面で援助を得られずに、何かと不自由をするでしょう。あらかじめ親や家族の了承を得られれば、留学後にも、何かしら家族から援助をしてもらったり、こちらの依頼ごとなども快く引き受けてもらえるでしょう。あるいは万が一、留学した結果、何らかの理由で挫折してしまったり、思うような結果が得られないで帰国するようなことがあっても、きっと、留学に挑戦したあなたを温かく迎えてくれるはずです。

ですから、同じ理解を得る、得ないということからすると、親や家族から反対される場合と、友人・知人から反対される場合とでは、おのずと対処の仕方が異なるということだけは覚えておいてくださいね。

今回は以上です。

ゆっきーでした。

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子