KNOWLEDGE

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

これを持っている人は好かれる、「●●の魔力」

こんにちは。ゆっきーです!
以前、地元のとあるコーヒーショップに入った時の話です。「あ、マズい」と思ったことがありましたので、書きたいと思います。マズいというのは、コーヒーの味のことではありません(笑)。私の自身のことです。

店内でコーヒーを注文したのですが、多少出来上がるまでに時間がかかるということで、店員さんが席まで運んでくれることになりました。そこで私は席に着き、ノートを広げ、書きものをしていたのです。しばらくすると、店員さんがコーヒーを運んでくれました。私は少しの間、継続して考えごとをしながら書きものに集中していたのです。

その後、私はようやく目の前にあるコーヒーを飲もうとしたのですが、クリームと砂糖も欲しくなり、カウンターまでとりに行きました。そして、席に戻り、それらを目の前のトレイの上に置いた瞬間、

「あれ?」

あることに気づいたのです。実は、クリームと砂糖は、すでに店員さんがコーヒーと一緒にトレイに置いておいてくれたのです。店員さんがコーヒーを運んできてくれたとき、トレイに入ったコーヒーは見たものの、クリームと砂糖の存在にはまったく気付いていなかったのです。私の目の前にあるにもかかわらず、です(汗)。つまり、私の意識が目の前の「今ここ」に戻った瞬間に「あれ?」と状況に気づいたことになります。私は今まで自分の意識が飛んでいたなと少し反省しました。

そんなことってありませんか?目の前にあるにもかかわらず、それが目に入っていないようなことが。それは、心が「今ここ」にいないことが原因です。今回のことを通じ、「今、目の前にあることに心を向けないと、自分の欲しいものが、たとえすぐそばにあったとしても、それが全く目に入らないことがある」とあらためて気づきました。それは、モノばかりでなく、人でも情報でも同じだと思います。私たちは、普段、つい何かをしながら同時に別の行動をすることがありますよね。先の例のように、考え事をしながら(書き物をしながら)コーヒーを飲むとかします。でも、そのときは、考えごとや書きものに心が囚われいて、コーヒーの味もろくに味わうことなく、ただコーヒーを飲んでいる状態です。そんなときは、コーヒーを飲んでいる「今ここ」以外に意識が飛んでいるときです。

普段からそのような行動をしていると、実際、目の前に大切なこと、欲しいものや状況、自分が欲しい答えがあるにもかかわらず、それが見えていない、つまり、見逃してしまっていることがあるのかもしれない、ということです。言葉をかえると、探している答えがまさに目の前にあるにもかかわらず、違う方向を見て一生懸命その答えを探そうとがんばっている、ということになります。

心を「今ここ」に置く行為の大切さを、あらためて気づかせてもらいました。

さて今回は、前回の予告にも書きましたが、●●の魔力についてお話したいと思います。前回の●●は何かを考えてもらえましたか?もう解答がお分かりの方も多いと思います。

そうです。●●とは、ズバリ、『笑顔』です。笑顔は、世界共通で、とても好意的に受け入れられる表情ですね。もちろん、留学先でも一緒です。一般的に、笑顔が絶えない人のもとに、人は多く集まるようです。明るいところに人は集まる習性があるからでしょう。今回は、その笑顔に関するこんなエピソードをご紹介しましょう。

毎年、私は家族で数回訪れる場所があるのですが、そこで毎回お会いするMさんという方がいるんです。きっと、みなさんも良く知っている方ですよ(笑)その方には、いつも感心させられてしまうんです。Mさんの「笑顔」がなんともすばらしい。子供からお年寄りまで、一瞬のうちに幸せな気分にしてしまう魔力(!?)があります。

数年前、その場所で印象深いことがありました。私たち家族がレストランで食事をしていたすぐそばに、しかめっ面をしたお父さんがいたのです。見た感じは、たとえお笑いタレントが、おもしろいギャグをいくら連発したところで、きっとその表情を変化させることは難しそうな感じの方です(笑)。

私は、そのお父さんが、Mさんの笑顔に触れたらどのように変化するのだろう、と内心、興味津々で観察してみました。かなり手ごわいしかめっ面ですので、きっとMさんでも苦戦するだろうと予想していたのです。ところが、Mさんは、まったくお構いなしに、そのお父さんの方へつかつか歩み寄り、持ち前の笑顔で、なにやら話しかけてる素振りを見せたのです。

奇跡が起きました!
そのしかめっ面のお父さんは、思わず、その「笑顔」に反応したのでしょう。ニタっとしてしまい、ついには、口を開けて「わっはっは!」と大笑い。とても優しい表情に変化していたのです。

凄いと思いました。北風と太陽のたとえ話がありますが、コートを着た人を、自ら脱がせてしまう太陽のようなワザでした。まさに、Mさんの笑顔は、その太陽といった感じです。「笑顔」の効果は凄いと思います。

人の心を、明るくさせたり、和らげたり、楽しませたりできるのですから。もちろん、言葉も大切ですが、場合によっては、それ以上の効果があるかもしれません。

私は、そのとき思いました。「あぁ、人の顔の表情もコミュニケーションの一つなんだ」と。顔の表情が暗いと、マイナスの言葉を発していると同じで、明るい表情をしている人は、プラスの言葉を発しているのと同じなのかもしれないと感じたのです。笑顔は、言葉以上に強力なコミュニケーション手段だと思います。これは世界共通でしょう。「私はあなたの味方ですよ」という意思表示です。

留学前は、言葉の勉強もしっかりやることも大切ですが、表情作りも練習しておかれることをお勧めしたいと思います(笑)。毎日誰でも鏡を見ると思いますが、そのときには、ついでに、ニコっと笑う癖をつけてみましょう。たった数秒で済むことですから。毎日たった数秒の練習をするだけで、留学先であなたの印象度を確実にアップさせることができるのでしたら、やるしかないはずです!但し、ひとつだけ注意事項があります。それは、この練習は人に見られずにやってくださいね。鏡に向かって微笑んでいる場面を人に見られたら、少し変に思われてしまうかもしれません(笑)自分一人のときにやってください。でも、これは確実に効果があります。

鏡に映る自分の笑顔を見ると、それだけでも不思議と心が和みますよ。実際に、健康にも良いですからぜひ試してみてください。毎日笑顔の練習をすればするほど、笑顔はどんどん上達していきます。もし、笑顔が上手く作れない人は、あなたの周りの笑顔がステキな人を思い浮べてください。そして、「あの人は、こんな感じの笑顔だったなぁ」とマネから入ることをお勧めします。笑顔には魔力があります。ぜひ、その魔力を、自分自身と周りの人のハッピーのために使っていきましょう!

最後に、ハリウッドスターのジョン・トラボルタさんのエピソードをご紹介します。ジョン・トラボルタさんはまだ売れていない頃から、こんなことを言っていたそうです。

「笑うのに理由なんていらないよ。人生は結局、口元が上を向いているか、下を向いているかで変わるからね」
「仕事は演出力」(日経BP社)マックス桐島著より

今回は以上です。

ゆっきーでした。

留学を本格的に考え始めたあなたへ

ゆっきー先生が、直接、あなたの相談に乗ってくれるのが
【留学コンサルティングサービス】。
渡航国選びから、悩める留学エージェント選びまで大変ご好評頂いております。

留学コンサルティングサービスはこちら

PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子