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ゆっきー先生の「留学の夢かなえます講座」

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これを知らずに留学すると恥をかく!

こんにちは。ゆっきーです!

いきなりですが、よく恋人同士でも夫婦間でもこんな会話を交わしていることってありませんか?「お互い隠し事は無にしよう!」と。大体、このように言うときは、自分たちが隠し事のない、表裏のない間柄にしようと思っているときですね。

でも、よ~く考えてみると、これっておかしくないですかね。もし、本当に隠し事のない人であれば、こんなフレーズ、発想自体が浮かんでこないはずなんですね。

また、相手を信じていたのに裏切られたというフレーズもあります。これも同じで、本当に相手を信じきっていたら、裏切られたことさえ気づかないものです。ですから、もし「相手を信じていたのに裏切られた」と思ったとしたら、冷静に振り返ってみると、自分も心の奥で相手を信じていない、疑っている部分があるかもしれないということです。

不思議ですね。つまり、どういうことかというと、「相手に言おうとしていることは、自分自身の中にもある」ということです。「なんで俺を信用しないんだ」「あなたは隠し事が多い!」「全然本音を言ってくれない!」などなど。相手に向かって言うことは、みんな自分自身の中にある部分の裏返しなんです。

自分が相手に言おうとしていることは、自分の中にも同じようにあるものだと考えてみるのもよいかもしれませんね。相手をせめるよりも、そうほうがいいような気がしました。

人は相手の中に、自分の中にあるものを観る!

さて、今回は、「これを知らずに留学すると恥をかく!」ということについて触れたいと思います。

ほとんどの留学生は、これから述べることを留学先で気づくことが多んです。でも、みんさんは日本にいらっしゃるうちからぜひ、これを知り、準備しておくことをオススメします。必ず役立ちます。

さぁ、一体それは何だと思いますか?英単語ですか?フレーズですか?確かにこれらも重要ですね。でも、留学生の感想の中で共通するものとはちょっと違います。私は、多くの留学生から次のようなことをよく聞かされます。「留学してみて、初めて自分が、いかに●●について知らない、ということ気づかされた」

はい。では答えです。
それは日本です。日本について、なのです。
さぁ、これを聞いてどう思いますか?「日本についてなら充分知っているよ!」なんて思った人もいるかもしれませんね。あるいは、これだけではピンとこない人もいるかもしれません。実は、海外に行くと、想像以上に日本についてよく聞かれるのです。それは授業の中であったり、友人との会話の中であったり。聞かれることで多いのは、日本の言語、習慣、宗教、経済や社会問題と実にさまざまです。多くの日本人留学生は、外国に出ると、改めて日本について知らない自分に気づくんです。渡航前にはまだ実感が湧かないとは思いますが。「わたしってこんなに日本について知らなかったのか!」と、大概の日本人留学生は思うものです。

たとえば、留学先で友人から、
「What are the national holidays in Japan ?」と聞かれたら、何と答えますか?
(日本にはどんな国民の休日があるの?)

また、なぜその日が休日なのか英語で説明できますか?
仮に“体育の日(Health-Sports Day)”を挙げたとしますね。そこで相手から、「なんでその日が休日なの?」といわれたら何と答えますか?

あるいは、「What is the population of Japan?」
(日本にはどれくらいの人が住んでいますか?)と聞かれたら?

意外とすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。日本で生活をしていると、日本のことについて、あらためて考えることも少ないものです。実際、日本に関しての事なら、日本語では答えられることであっても、外国語では説明できないため、答えられないケースもあると思います。しかし、語学力不足の理由から答えられないケースであっても、相手からすると、自分の国についても知らない人だという印象を与えてしまうこともあるんです。

ですから、できれば、日本にいるうちから、ある程度、日本について説明できる表現などを覚えていくことをオススメします。また、それについての自分の意見も言えるようにしておけば、さらに良いと思います。では、具体的に、日本について説明するといっても、何をどのように勉強すればいいのか、ピンと来ない人もいると思いますので、参考例を挙げておきましょう。

たとえば、書店にいくと、外国語で日本を紹介するような類の本もいろいろ出ていますね。 それを参考にしましょう。それらの本は、大概、外国人の方が日本について質問しそうな内容がまとまっています。実際に書店に足を運ばれ、ご自分に合った興味の持てそうな本を1冊購入してみましょう。そしてその本は留学先にも持参されることをお勧めします。必ず重宝しますよ。

これらの本は、気合を入れて勉強する必要はありませんが、本をめくってみて、ご自分が興味のある分野から勉強してみるのが良いでしょう。「なるほど~そうだったのかぁ」と思える内容であれば、自分自身も興味深く覚えることができるはずです。面白いことに、これらを勉強してみると、今まで知らなかった日本を知ることが出来ます(笑)そのような本は、意外と日本語で読んでみるだけでも面白いんですよ。 ぜひ、留学前には、日本についての勉強をしておかれることを提案したいと思います。

ここで、一冊本をご紹介しましょう。

英語で話す「日本」Q&A 【増補改訂第3版】
単行本(ソフトカバー)
講談社インターナショナル編集

この本はなかなか日本について良くまとまっていると思います。どのように説明すればいいのかも分ります。もちろん、上記の本にこだわることはありませんので、なるべく書店で手に取ってみて、ご自身に合うものを選ぶことをお勧めします。

次回は、語学を学ぶ適齢期について述べたいと思います。
では、今回はこのへんで!

ゆっきーより

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PROFILE

Name 本橋幸夫

東京生まれ。
大学卒業後、ファイナンス会社入社。その後渡米し、帰国後、世界最大級の国際教育機関に11年間勤務。その後独立し留学コンサルティング会社を設立する。現在は、留学生向け就職支援研修会社である株式会社エストレリータに所属。これまで、しばしば新聞や雑誌等マスコミに取り上げられ、3,000名を超える留学生やワーホリメーカーに接し、留学生や企業向けに「留学」をテーマに講演・セミナーを行なう。NPO法人留学協会では、RCA海外留学アドバイザー認定試験対策講座の講師、ならびに同試験の面接官を務める。また、現在、日本認定カウンセラー協会(JACSAC)の役員を務める。総合旅行業務取扱管理者。

<著書>
「語学留学指南」(本橋幸夫著:ナカニシヤ出版)
「語学留学を10倍成功させる秘訣」小冊子