北アイルランド、イングランド、ウェールズ、スコットランドの四つの王国が連合してできたイギリスは、国旗のデザインに表されるとおり、まさしく四つの文化・歴史の交差点。古い町並みや遺跡、豊かな自然に触れられる上、音楽やアート、ファッションなどの発信地として根強い人気を誇ります。人気の留学先は、首都ロンドンの他、オックスフォード、ケンブリッジなど。
人口: | 6006万人 |
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面積: | 24万1752km² |
言語: | 英語 ※一部地域にてウェールズ語、ゲール語 |
通貨: | £(ポンド) ※現在のポンドのレート |
チップの文化: | なし ※一部サービス料に含まれていない場合のみ必要 |
気候: | 最も寒い月…2月(平均5度程度) 最も暖かい月…7月(平均18度程度) 雨期…11~3月 「霧のロンドン」と言われるように、霧や雨が多く天候が不安定 |
元々別々の国が合わさってできたためか、外国人に対しても懐が深い国。ジェントルマンの国と言われるだけあって、多くの人が時間は厳守、順番や列は乱さない、基本的にレディファストを心がけるなど、礼儀正しさが国民性に現れています。シェイクスピアや『ハリーポッター』などの舞台につき、幻想的な風景に親しめるのも魅力。
VATが高いため物価は決して安くありません。ですが、そのぶん医療費や薬代、授業料が割安だったり、学割はじめ割引制度が発達している等、長期滞在を考えると経済的です。煙草が特に高く、一箱5~6£。そのため喫煙者は安価な「巻き煙草」へ乗り換えるのが無難かも。家賃は高く、普通に借りれば二倍ほど。渡航中はホームステイや数名とのルームシェアで安く住むのが一般的です。
ロンドンでの生活費の目安
税率: | VAT 17.5% |
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ランチ平均: | 4~12£ |
物価: | 煙草・肉・野菜を中心に基本的に高め(郊外へ行けば食材は安い) |
家賃目安: | フラットシェアのシングルルームで400~500£ |
ホームステイの 月家賃: |
480~620£程度 |
学歴・英語力ともに不問のところが多く、最短1週間から留学可能。留学生向けの進学準備コースを経由すれば大学進学も。伝統的に教育熱心な国で、政府の厳格な審査のもと維持された教育水準は世界屈指。語学の他には、ファッションやアート&デザイン、政治学、アロマ、職業訓練などが人気学問。国を挙げて積極的に留学生を受け入れているのも心強い点。
ロンドンには300以上もの博物館・美術館があり、そのほとんどが無料で開放されています。また、音楽の聖地だけあって、ロックやパンク以外にもテクノやソウル、クラシックなど、様々なジャンルに触れることが可能。ミュージックベニューという生演奏を聴けるライブハウスやクラブが多く、比較的安価に親しむことができる。アロマや紅茶、スピリチュアル療法など癒しの文化も発達しており、日本からも有名なカウンセラーやセラピストたちが渡航しています。
観戦には、世界のトップスターが活躍するプレミアリーグで知られる通り、サッカーが人気。加えてラグビーやゴルフの発祥国としても有名であるほか、モータースポーツも盛んです。レジャースポーツとしては、美しい山々を舞台にトレッキングやリゾートエリアでのマリンスポーツ、フィッシングなどのアウトドア、ゴルフ、乗馬、クリケットなどがオススメ。
まるで映画のセットのような古き良き町並みや大規模な教会などの歴史的な建造物に加え、郊外にはストーンヘンジや各地に点在する古城・修道院廃墟など、大自然の中に遺跡の残る幻想的な風景が広がります。北にはネッシーで有名なネス湖、南には海沿いにリゾートエリアが発展しています。また、アイルランド同様、パブが発達。気の置けない仲間や気さくな現地の人と楽しくお酒を飲み交わしましょう!
就労、定住、留学の場合、基本的に必要です。その際、滞在期間+2ヶ月の有効期限があるパスポートが必要となります。観光目的の6ヵ月以内の滞在で、パスポートの有効期限が滞在期間以上ある場合は不要です。ビザ申請は英国ビザ申請センター(東京港区または大阪市中央区)で行えます。
禁煙法により、パブやクラブを含む公共の屋内は全面禁煙が義務づけられています。そのほか、屋外もポイ捨ては罰金となります。ヨーロッパの中では治安が良い方と言われています。但し、置き引きやスリ、強盗、自動車荒らし、空き巣などの窃盗被害が多く、裕福な日本人は狙われがち。貴重品は内ポケットや鞄の中に入れ、高価なものはぶら下げない、慣れるまで深夜の出歩きや裏道は避けること。
北アイルランドではIRAによるテロのイメージがありますが、現在は一部の分派が活動を続けるのみ。一般渡航客が巻き込まれるケースは非常に希です。とはいえ現地の人とは極力宗教や政治の話をしない方が無難です。
その他の治安・疫病の情報は…『外務省海外安全ホームページ』
緊急時は999をコール(共通番号につき、つながり次第、警察・消防・救急を選択します)。
また、イギリスの日本大使館・領事館はこちら『外務省在外公館リスト 在英国日本大使館・総領事館』