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渡航先の特色/韓国(大韓民国)

近年の韓国文化への関心の高まりと、距離の近さ、物価の安さ、そして日本語と文法や単語が似ていることから、近年人気が高まっている隣国・韓国。近年では加えて高性能家電の誕生など、経済成長も著しく、世界的に注目が集まっています。滞在先として多いのは、なんと言っても首都ソウル。市内には若者の街・明洞やアートとクラブミュージックの発信地・弘大入口、外人街の梨泰院、伝統の町・仁寺洞など、性質の異なる様々な繁華街が集合しています。とても一度では回りきれないですから、滞在中に、勉学、芸術、遊び、食……といったように目的を切り替えて何度も散策してみるのがお勧めです。

country data

人口: 約4833万人
面積: 面積:9万8430km²
言語: 韓国語
通貨: W(ウォン)
※現在のウォンのレート
チップの文化: なし
気候: 最も寒い月…1月(平均-10~-3度程度)
最も暖かい月…8月(平均25~30度程度)
寒暖差が日本より激しい温帯性気候。6~7月は雨期ですが、夏は湿度が低め。3月は黄砂の被害、8~9月にかけては台風の被害が多いのが注意点です。なお、冬のソウルは-10度を下回ることも。防寒対策は必須です。

特徴

日本の植民地になった歴史があるため、反日感情は強いとされてきましたが、芸能関係やアニメーションなど、現代日本への関心は目下急上昇中。全国的に日本語教育にも注力しているなど、近年では日本人に対しての見方も変わってきています。もともと日本でも人気の高い韓国料理に加え、近年では韓流ドラマ・エンターテイメントなど、日本でも現地の文化を目にする機会は急増中。また、バスや電車・地下鉄などが発達している上、案内表示は漢字。さらに町や各種施設の作りと雰囲気もどこか日本に近いものがあり、現地ではとても過ごしやすい日々が送れそうです。

生活費・物価

ウォン自体が小さな単位なため、数字だけ見ると一瞬かなり高価な金額に見えますが、日本円に換算するとかなり安価。時期にもよりますが、全体的に半額近いイメージです。特に食べ物や交通機関は安く、タクシーの初乗りが約2000W、バスが550W、ファーストフードのセットは4000Wで、コーラなどはお代わり自由となっている場合が多いです。

ソウルでの生活費の目安

税率: VAT 10%
ランチ平均: 2000~3000W
物価: 全体的にかなり安め
家賃目安: フラットシェアのシングルルームで25~50万W+保証金(※中には家賃不要または全額返金のところも)
ホームステイの
月家賃:
35万~60万W程度

語学学校

韓国の語学学校は大学付属学校民間の語学学校の二つがあります。どちらの場合もエントリークラスからスタートした場合、全課程修了までにおよそ1年から1年半程度の時間を要します。大学付属の場合はその大学の施設を利用できるメリットがありますが、民間の方がカリキュラムに無理が無く、親しみやすいと言われています。また、韓国では料理学校をはじめ専門分野の教育にも力が入れられており、語学だけでなく他の分野も修得したい、という人にもオススメです。

音楽・アートなど

韓国は若手アーティストの活動に触れられる機会の多い国。毎日演劇やライブパフォーマンスが実施されているほかミニシアターやジャズバーも充実した大学路も良いですが、なんと言ってもお勧めは先述した弘大入口。ここは美術に強い弘益大学を中心としたアーティスティックエリア。街角の壁には美麗なペインティングが施され、公園ではアートフリーマーケットも催されているなど、町を歩いているだけで若手アーティストの活躍に触れることができるはず。さらに弘大入口は夜になると雰囲気が一変。無数のクラブが営業を開始し、ダンスミュージックを中心とした音楽の町に変貌します。

スポーツ

韓国の人気スポーツといえば、ワールドカップなどの記憶も新しいサッカー、そして野球。さらにバスケットボールや異種格闘技など、日本でも馴染みの深いものばかり。また、オンラインゲームが盛んな韓国では、オンライン上の仮想スポーツゲームをeスポーツと呼び、プロ選手たちによるリーグ戦が行われています。こちらもリアルのスポーツに負けじ劣らず、大変な人気を誇っています。その熱狂ぶりたるや、野球観戦を上回るほど。興味がある人は一度観戦してみてはどうでしょう。また、韓国でスポーツに挑戦したい人にお勧めなのは、済州島。ゴルフやダイビングに加え、四輪オフロードバイクといった、なかなか味わえないエキサイティングスポーツが盛りだくさんです。

観光

ソウル市内だけでも、アートやショッピングなど様々な観光が楽しめますが、せっかくなら少し遠方へも足を運んでみましょう。釜山へ行って繁華街とリアス式海岸の織りなす大自然の両方に触れるも良し、韓国最大の魅力と言っても過言ではないグルメを極めに全州へ行くも良し。日本古代文化の源流を尋ねるなら、ソウルから南に2時間、扶余の町で遺跡を眺めるのがお勧め。屈指のリゾートエリア・済州島で、広大な自然と美しい海に囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごすのも人気が高いです。また、映画や音楽、ドラマなど、話題の韓流エンターテインメントを、日本に上陸する前に先取りすることもお忘れなく。

ビザ

観光や短期留学用のC-3ビザ(90日以内の滞在)と、有効期限が6か月で、現地で更新も可能な長期留学用のD-4ビザの二種類があります。C-3に関しては申請から2~4日程度で受け取ることができますが、D-4は1ヶ月近くかかるので要注意。なお、いずれのビザもパスポートは韓国入国時に最低でも3ヶ月以上、それ以上の滞在の場合は滞在期間以上の残存期間があることが条件となります。長期留学の場合は一度更新の手続きを取ってから行くように心掛けましょう。なお、韓国にはワーキングホリデー制度がありますから、ワーホリビザの取得も可能です。

詳細は大韓民国大使館をご覧下さい。

注意点・治安について

国の雰囲気が日本とどこか似ているため、油断しがちですが、やはり置き引きや詐欺などの被害は日本に比べて多く、注意が必要です。駅や電車内、空港やホテルロビーなどの人混みでは、置き引きヤスリの被害が発生しやすく、屋台や飲食店では、希に不当請求(ぼったくり)が行われることも。中には空港到着直後、荷物のタグで名前を調べ、「○○さん送迎に来ました」と日本語で話しかけてくる詐欺師も居るそうです。とはいえ韓国は比較的治安の良い国として知られる場所。臆病になりすぎず、常識的な範囲で護身に努めましょう。

緊急時は警察が112、救急と消防が119です。

また、大韓民国の日本大使館・領事館はこちら『外務省在外公館リスト 大韓民国日本大使館・総領事館

こんな人にもオススメ!

  • 世界的にも急速な発展で注目を浴びる韓国の言葉に将来性を感じる人。
  • ドラマや映画、音楽、オンラインゲームなど…韓流文化に興味がある人。
  • 食事の美味しいところで豊かな生活をしたい人。
  • 一つの場所に留まりながら、色々な見所に触れたい人。
  • 若手アーティストの活躍や作品発表の場、現代アートに興味がある人。
  • 日本から極力近い場所へ留学した方が安心、という人。

この国のブロガー

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Emi
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韓国