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メリット・デメリット/ワーキングホリデー

ワーキングホリデーのメリット

留学との最大の違い、それは勉強や遊びだけでなく、海外という土地で労働を体験することができる(アルバイトの種類などに制約がない)点。そのためビザの申請も、貯金残高50万円程度でOK、初期費用が少なくて済むという魅力があります。

但し、必ずしも働かなくてはならないわけではなく、労働はあくまで滞在中の資金不足を回避するために許可されているものです。金銭的に余裕があれば敢えて労働する必要もありません。そういう意味では「労働」「勉学」「遊び」の三要素を自由に取捨でき、制約の少ない生活を送れるフレキシブルさが、ワーキングホリデーのメリットと言えるでしょう。「勉強だけでなく遊びや観光も…」「海外で働いてみたい」「海の向こうで色んな体験をしてみたい」という人にオススメです。

ワーキングホリデーのデメリット

比較的自由に行動でき、また予算的にも良い反面、ビザにはいくつか制約が設けられています。

一つは、18~30歳(一部の国で25歳まで)でなければ取得ができないということ。もちろん、滞在期間中に年齢上限を超えてしまう分には問題ありませんが、ワーホリ出発までの準備には半年以上掛かりますから、ワーホリを思い立った時点で30歳の誕生日が近づいている人は、少し難しいかもしれません。

二つめは、滞在期間が最長でも1年まで、そして同じ国には一生に一度しか行けない、と定められていることです。そのため通える学校には制約が出ますし、現地で期間延長しようとした場合、別のビザに切り替える必要があります。
(※但し、2008年12月現在、オーストラリアのみ一定条件を満たせば二度目の渡航が可能になっています)

また、ビザ以外のデメリットとして、自由度の高い生活になるだけに、自己管理力と英語力が求められることが挙げられます。留学の場合と比べると、職探しや家探しなど、自ら英語力を駆使して交渉する機会が発生しがちなため、渡航前にある程度の英語力は付けておいた方が無難でしょう。

なお、働ける、と言っても、過剰な期待は禁物。現地の時給は日本のバイトと比較した場合、低い場合がほとんどです。あくまで現地での生活費調達、もしくは海外での労働体験という目的で行うことをお薦めします。