2~3週間の合宿タイプのボランティア活動「国際ワークキャンプ」プログラムを提供するNGO団体。国連が設立したボランティア活動のネットワーク、CCIVSに加盟しており、世界100カ国、3000か所で行われるプログラムに参加することができます。
滞在形態は、長期の留学ボランティアとは異なり、公民館や学校などのシンプルな施設に、参加者全員で宿泊することがほとんど。食事も交代で自炊することが多く、参加者同士、自然と交流が深まります。寝食をともにするため、ときには会話がディープな内容になることもあります。英語ができないともどかしい思いをするかもしれませんが、他の参加者にしてみても英語が母国語である人はほとんどいません。たとえ英語がまったく話せなくとも、簡単にあきらめずに、話そうとする姿勢は見せたいものです。また短期プログラムのメリットは、何より気軽に行けること。2~3週間なら、住居を解約する必要もなく、学校の休暇を利用して行くこともできます。「ボランティア留学に参加したいけど時間が取れない」という人は、まずは短期プログラムから参加してみるのもおすすめです。
「気軽に行ける国際ワークキャンプですが、自分たちでプロジェクトを作る!と言う気持ちで行かないと、何もできずに帰ってくることになってしまいます。逆にいえば、自分たちが交流しようと思えば、いくらでも現地の人とは交流できるということ。参加するからには、主体的に行動してほしいです。またNICEのプロジェクトに参加するときには、ビザや航空券の手配も基本的には自分たちでやってもらいます。そういった面でも、自立心を養うことができると思いますよ」(NICE 豊永はるかさん)