グローバルな人間関係を築く!ミニワールドのようなAPUなら、『世界そのもの』が学べると思った。(在校生:マシューさん/キャットさん/トラさん)

なぜ立命館アジア太平洋大学(以下APU)を選んだんですか?また、言語についてAPUで困ったことはありますか?

日本が世界第2位の経済大国になれたのはナゼ?そこに興味がありました!

「日本人はみんなすごく頑張屋で、仕事が出来る人ばかり、会社の為にどんな努力でもする」と僕の両親がよく言っていました。本やテレビ番組などを見ても、「日本はなぜここまでの経済大国になることができたのか?」という疑問が僕にはいつもありました。日本は島国じゃないですか。中国と比べると面積もとても小さいし、資源も豊富じゃない。それなのに世界経済第2位になったなんてすごいですよね。そういうことにとても興味を惹かれて、一度日本に来てみたいなと思っていました。
なぜAPUを選んだかというと、僕たち中国の高校では普通、英語しか習いません。そして日本の一般の大学は日本語で入学しなければなりません。でもAPUは違います。英語で学びながら日本語も勉強できる『二言語教育』というプログラムがあるという点で、APUを選びました。 今4回生なんですけど…日本に来て3年目には、なんとか日本語で授業を受けたりできるようになりました。もし、高校卒業して1年くらい日本語を勉強して、それから日本の大学に入るとなると、時間がもったいないと思います。APUだと日本語を勉強しながら英語力もより向上させることができるし…それでAPUに入学しました。
僕の高校は外国語学校だったので、英語は得意で、リスニングは大丈夫だったんですが、高校では勉強しなかったレポートの書き方などは、大学に入ってから少し大変な思いをしました。それから、僕は日本語が大好きなんですよ。だからAPUで日本語を勉強するのは、結構楽しいです。日本人の友達に「日本語の使い方が間違ってるよ!」って笑われても、友達だから恥ずかしくありません。すごくいい環境で日本語を勉強できているのでとても楽しいです。

ヴェトナムでは日本の高校生の制服もとても人気があります。

私の(ヴェトナムの)高校と文化交流をしている北海道の日本の高校が、毎年、私が通っていた高校に伝統的な"よさこい"や浴衣、着物などを紹介しに来てくれていて、私にとって日本を好きになることは自然なことでした。しかもヴェトナムでは日本の高校生の制服が非常に人気があります。私たちはとても日本人が大好きです。それで、日本の文化や習慣にすごく興味を持っていたので、大学を探す際には他の国の大学とともに日本の大学も探しました。高校を卒業した後、経済学部としてヴェトナムで一番有名なヴェトナムの大学に入学しました。ただ国際化が進む中で、ヴェトナムの大学の中だけで勉強するには、十分な知識やアイディアが得られないと思って、海外で勉強したいと思いました。APUを受験したとき、他にフィンランドの大学とニュージーランドの大学も挑戦していて、この2つの大学なら、100%奨学金をもらうことができたんです。
でも、日本とヴェトナムは文化的に似ているので、生活になれるのが早いだろうと思ったのと、先輩からも、「APUはすごくいいし、全ての授業を英語で学べる日本唯一の大学だ」と聞いていたので、日本の大学の中でもAPUで学ぶことを選びました。もう一つ重要なポイントは、APUにはたくさんの国際学生がいるので、その多文化の環境の中で勉強することは、自分にとってすごく有益だと思うんです。たくさんの文化や国を知ることができるし、今どういう情勢なのか知ることができる。それは将来起業する時にもとても有益なことだと思いました。 ヴェトナムでも、基本的に小学校、中学校、高校と、12年間ずっと英語を勉強するので、大学に入っても困ることはないと思います。APUでも難しいと感じたことはありません。

ミニワールドのようなAPUなら『世界そのもの』を学べると思いました。

高校生の時、私は社会学ではなく科学を学んでいて、APUとインドネシアのいくつかの大学を受験して、インドネシアで一番の科学の大学にも合格していました。
でも私の国では、優秀な科学者はたくさんいても国際関係を勉強する人はそんなに多くありません。なので、私は国際関係の勉強をして、インドネシアと他の国の架け橋になりたいと思いました。インドネシアの他の大学からも合格をもらいましたが、APUからも合格通知をもらうことができて。APUに行くことは、他の言語が話せない僕にとって、チャンスだと思いました。APUは多文化な環境であることはもちろん、APUは様々な国の人が来てるので、世界そのものを学べると思いました。まるでミニワールドです。私はインドネシアと他の国の架け橋となるべく、世界をもっと知りたいと思いました。それでAPUに行くことを決めたんです。
日本語は聞くのも書くのも難しいですね。

APUを選んでよかったなって思うときってどんな時ですか?

政治の問題じゃなくて、国民の間でのコミュニケーションが大事

そうですね、私は中学生の時も高校生の時も勉強ばかりしてました。部活はないし、サークルもないし。本当に毎日本を読むか、テストかって感じでした。でもAPUは課外活動がすごくたくさんあります。私はSASというアシスタント活動と、GASSという、オープンキャンパスを担当する組織に入っています。この2つの組織に入って私が学んだことは、【チームワーク】ということだと思います。自分が勉強以外に友達と一緒に何かをやれること、それが自分をとても成長させてくれました。APUのスタッフや先生たちが「あなたがやりたいなら、やってみなさい」って感じで一生懸命サポートしてくれます。勉強だけじゃなくて社会の経験みたいなこともやれる、これはAPUに来て本当によかったなって思います。中国の大学は勉強ばかりです。勉強もすごく大事ですけど、それよりも人と人とのコミュニケーションがすごく大事だと思うので、これをたくさん経験し学ぶことができたっていうのは、すごくよかったです。
また、嬉しいのはみんなが「マシューさん、頑張ったね」って言ってくれる瞬間です。スタッフの方とかも、「頑張ったね、成長したね」って言ってくれて、"これまで頑張ってよかった!"っていう風に思えて、自分の性格もすごく前向きになれたと思います。

それから、今中国と日本の関係って悪いじゃないですか(笑)。でもやはりこれは政治の問題で、国民としてはそんなに問題ではないんですね。実は中国にいる私の家族からも、「日本危ないよ、あんまり外出ないようにしなさい」って言われるんですけど、でも実はそんなことないじゃないですか。本当にその場所にいないと、事実はわからないっていうことはここに来たからこそ気づけたことです。本当に、国民としては全然そんな問題はないのに、メディアからみると、「やばい、戦争起こりそう」とか(笑)。そういう風には全然ならないと思いますけど。やっぱり、下からというか、国民同士の交流・コミュニケーションが大事だなって思いますね。

日本に初めて来た人でも大丈夫!

一つ目は、APUでの異文化交流ですね。私は今APMでアジア太平洋の経済や経営を勉強してます。たとえば、ケニアやアフリカの国について勉強するとき、実際にわざわざアフリカに行けないのでイメージしにくいと思いますが、APUだと、アフリカ人の友達から話を聞いてイメージしやすかったり、よりわかりやすいということがあります。現在(2010年10月)APUでは100か国くらいの人がいますので、どの地域についても、誰かがいるという感じです。また、異文化の環境にいるAPU生は、色んなことに慣れていて、とてもフレンドリーです。アメリカやヨーロッパにAPUのような学校があるかもしれないけど、APUと同じようにフレンドリーではないと思います。例えば何か頼みごとをするときでも、とても頼みやすいのは、たくさんの異文化交流があるAPUだからだと思います。
それから、私は日本の文化はとても好きですが、日本語が全然できません・・・でもAPUでは、日本の勉強方法ではなくて、アメリカ方式で勉強します。英語で先生と質疑応答しながらの授業なので、とてもいいです。
反対に、授業以外はとても日本的だと思います。スタッフの学生へのサポートもいいし、学生からのサポートもあります。なので初めて日本へ来た学生に対しても、カルチャーショックなども心配いらないと思います。Student Support Centerという学生課や、Academic Office、Admission Officeなど、色々なサポートスタッフがいて、外国人登録や、携帯や銀行などの生活に必要な登録のサポートもしてくれますので、すぐ慣れることができます。
私のヴェトナム人の友達が今フランスに留学してるんですけど、フランスでの色々な新しいことに、全くサポートがなくて本当に大変でつらかったそうです。でも私には先輩がいるし、色々なサポートがあるし・・・彼らは家族みたいです。
うん、APUのいいところは、異文化コミュニケーションとアメリカ方式の授業と日本的な手厚いサポートです(笑)。

違う意見を一つに・・・それもグローバルに!!

だいたい、2人と同じなんですけど(笑)。一番は人間関係ですね。私の国ではありえないような国際的な人間関係が築けます。最初はみんなそれぞれ違う国から来たので、みんな同じ不安な気持ちだと思います。でもそれをみんなで分かちあえるところがAPUのいいところだと思います。
日本人の友達もたくさんできました。私のサークルは、日本の伝統的な踊りのサークルで、日本人の先輩がいます。それから日本人とのチームワークには本当にびっくりしたことがたくさんあります。何かをみんなでやる時、私の国では、色んな考えがひとつになることは難しいです。でも日本では、たくさん話し合ってだんだん一つになることができるんです。違う意見がひとつになることは大事・・・それをAPUでは国際的にできますね。これはAPUにしかできないと思います。

でもAPUの場所にはびっくりしました。

Top of the world(笑)。

私の日本のイメージは、ビルがたくさん建っていて、秋葉原のようなイメージだったのに・・・別府に来て、「はぁ!?」って感じで、APUに来て「えぇ??上すぎ!!」って感じでした(笑)。

それから日本はお年寄の方が多いじゃないですか。別府に来て、本当に年配の方が多いと思いましたね。そして本当に元気です(笑)。バスの運転手で高齢の方がいるんですけど、これは中国では絶対ありえないです(笑)。

日本人ってこういうところ不思議だなって思うところありますか?

日本人はあきらめない、飲み会が多い(笑)先輩後輩のシステム、お化粧は尊敬の証!!

いっぱいあると思うんですけど(笑)。日本人はあきらめない!!例えば、ヴェトナムでは、仕事の始まる時間と終わる時間が決まっていて、仕事が終わっていなくても、時間になったら帰ります。でも日本人はそんなこと絶対ありませんね。仕事が終わっていなかったら『明日から』ということはなく、夜10時まででも残ってみんな協力して頑張って今日中に終わらせようとする。だからサークルなどではいつも全力を使い果たしてしまいます(笑)。
あと、グループごとに何かをする時、国際学生は絶対自分の意見を通そうとするんですが、でも日本人はいつもグループのハーモニーを守りますね。それから、いつも先輩から話をして、後輩に発言権がおりてきます(笑)。あともうひとつ!日本人の友達はとても優しくて、自分に何か困ったことがあると、彼女の両親まで心配してくれます。

日本人は・・・飲み会が好き(笑)。インドネシアでは、みんなイスラム教なので、飲み会がないです。私はAPUで3つの組織に入っていて、それぞれ1か月に1回は飲み会があるので"今日も飲み会、明日も飲み会、明後日も・・・"って感じで飲み会が続いたりします(笑)。仕事の後の、funみたいな気持ち、「あぁ、終わった~!!」っていうストレス発散ですよね(笑)。
あと、日本人はあいまいですね。はっきり意見を言わないというか・・・。以前、私が日本人の友達に辛い食べ物をすすめたことがあったんですけど、その日本人の友達は食べて顔が赤くなって、耳も赤くなって・・・でも「大丈夫、大丈夫」と言ってまだ食べてました。たぶん辛すぎたんだと思うんですけど、それでも食べ続けてました。なんていうか、丁寧というか・・・インドネシア人なら、「辛過ぎるから食べない」とはっきり言うと思います。

2人と同じなんですけど、ひとつは、仕事のやり方ですね。日本人は、集団意識がすごくて、Meetingも長いです。みんなが理解して、みんなが意見があって初めて決まるという・・・。本当に、日本人は一人一人の個人ではなくて、ひとつのグループとして動くということがすごくわかりました。
そしてキャットも言ったように、終わらせようといつまでも頑張ってる・・・すごくびっくりしました。僕はいつも思うんですけど、なんでそこまで頑張るのかよくわからないんですね(笑)。自分のためじゃなくて、一つの組織の為に頑張る。なんで自分がそこまで犠牲になって、組織を支えていきたいって思うのか・・・自分よりグループを優先するという・・・これは、『日本がなぜここまで成長したか』に関係があると思います。

それから、先輩後輩のシステムはすごいと思います(笑)。

あぁ!すごいです!

強いですね!

ヴェトナムにもそういうのはありますけど・・・そんなに強くないです。今私は先輩と一緒にshareして、一緒に住んでるんですけど、日本人の友達にそれを言うと「えぇー!」ってびっくりします。たぶん日本人の友達は、先輩と一緒に住むのはちょっといやだと思ってると思うんですけど、ヴェトナムではそんなの関係ないです。普通に友達みたいだから。

もう一つは、日本人のファッションですね。

あぁ!(笑)。

本当に、みんな自分が美しくあることにすごく頑張る・・・(笑)。中国の女性たちは、普通に化粧しないんですよ。

すみません、ヴェトナム人もしないです(笑)。結婚するときとか必要な時だけ・・・今私してますけど・・・。

インドネシア人も中国人、ヴェトナム人と同じですね。あんまりしないです。

でも、私、ある文化・習慣の本で、『化粧をすることは、他の人に対してリスペクト(尊敬)を示すことだ』と読んで。これはすごくいい理由だと思って。昔は私全く化粧しなかったんですけど、その本を読んでからメイクするようになりました(笑)。

卒業後、自分のキャリアビジョンと、日本の高校生にメッセージを聞かせてください。

人の成長をみることができる【教育】の仕事に就きたいです。

私は卒業したら一応、日本で就職したいですね。5年くらい仕事して、大学院行って、大学院卒業したら、じゃあ将来はどういう仕事をするのか、本当に決めたいですね。大学院については、親にはよく「アメリカに行きなさい」って言われるんですけど、たぶん日本の大学院に行くと思います。
なぜ日本で就職したいかっていうのは、ひとつは、せっかく日本に留学したので、そのまま国へ帰るのはもったいないというか。それから日本の会社のシステムとかマネジメントとか勉強したいし、また、日本の働き方は自分に向いていて、日本の会社でも、たぶん働けると思います。
どういう仕事かは、教育に関する仕事をしたいです。APUでTA(Teaching Assistant)という先生のヘルプで、色んな人と会ったり、授業前に自分が指導したりするんですけど。
【人を成長させる】というか、この人がもし私のアドバイスで成長できたら、自分も嬉しいなって思います。
あとは、APUのサマーキャンプのTAをやったのですが、2人が香港から来て、1人がハーフ、1人が日本人という国際的なグループをリードしたんです。わずか3日間の間でみんなが成長したように感じられて、すごく楽しかったです。色んな国から子供を募集して、一つの場所で交流をするっていうインターナショナルキャンプのような、国際的なイベントを企画してみたいなって思います。いつかこんな仕事がしたいです。

ファッションなどのブランドマネジメントを学びたい!

私は、APUを卒業したら、イギリスに行ってブランドマネジメントについて勉強したいと思います。ヨーロッパであれば、たぶんフランスやイタリアなどの他の国に行きやすいと思うので、各地域でのブランドの勉強をしたいです。
それから、私の妹がフランスで勉強しているんですけど、今妹と一緒にフランスとアジアをミックスしたようなパーティドレスのブランドを発信していて、大学院に進むときのwork experienceにしようと思っています。そして大学院卒業後は、すぐ起業するのではなく、もっと勉強したいです。

将来はこの別府で旅館をつくりたい!

私の今の専門は環境なんですけど、卒業したら石油会社に就職します。5年くらい働いて、それからドイツの大学院に行きたいです。ドイツは環境だけじゃなくて石油会社も強いので。そして大学院のあと、また仕事して・・・将来の夢は、日本で、別府で旅館をつくることです。APハウスから出た人が住み込みで働く旅館(笑)。

いいねぇ。

でしょ?別府は綺麗な街だから住みたいです。それからお金が必要な学生が住み込みで働ける旅館をつくりたいです。

日本の高校生に一番言いたいのは・・・APUはやりたいことができる場所なので、もしやりたいことがあるなら、本当にやる気があれば、スタッフもみんな優しいから、やりたいことがやれるよ、って言いたいです。
トラさん:生きること、自立することを勉強したいなら、APUに来てください。APUで待っています!

APUは小さいグローバルな世界だから、異文化の経験をしたい人は、絶対APUにきてください!!

SAS
Student Activity Station  地域の人々とAPU学生との交流を支援する学生団体。

GASS
Global Admission Student Staff  オープンキャンパスで高校生をリードする学生団体。
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